俺ってそんなに嫌われることしているのかなぁ。
なるべく誰にも頼らず、自分なりに頑張って生きてきているつもりなんだけどなぁ。
世界に対する傍観者的態度が、ますますある種の人をイライラさせるのかもしれない。
でも、そうやって生きていかないと、とてもじゃないけど生き延びられる気がしないのだけど。
とりあえず、ほとんど会った事もない人から初見で怒られたり、嫌われたりすることが多すぎて、つくづく疲れたよ。
どこか軽蔑的な眼差しや表情をしていると思われているらしいことは気づいているのだけど、そんなつもりはないのだけど。ただ疲れているだけ。

クラブ活動

やばい、やばい。
7月10日(金)fantastic plastic machine, taku takahashi(m-flo), shinichi osawa@新木場ageha
7月11日(土)17:30〜木村カエラ@横浜赤レンガパーク
dimitri from Paris@代官山air
francois k, derrick may@ageha
こんなに行けない。体力が持たない。でもどれも行きたーい!
とりあえず10日はagehaに行って、11日は横浜に行ってからdimitriに行くか〜?5月にderrickは体験したからなぁ。それより体力が持つのだろうか。
んーでもagehastrings of life聞けそうな予感もあるしなぁ。
実は木村カエラはもうどうでもいいかも。

bizarre love triangle

ご飯が食べれて、正規雇用についていて、住むところがあって、好きな音楽があって、好きなだけ本が買えて、冷静に考えれば幸福なはずなのに、たかが友人や恋人がいないだけで感じるこの欠落感は何なのだろう。

Every time I see you falling
I get down on my knees and pray
I'm waiting for that final moment
You'll say the words that I can't say
なんて素晴らしい音楽なのだろう(特にsubstanceバージョンが)。
new orderというバンドは、アンダーワールドのborn slippy目当てで買ったトレインスポッティングという映画のサントラで知って、そのアルバムに収録されていたtemptationという曲はずっと好きで、気になる存在だったのに、なぜだか今までアルバムを買うことがなかった。
たまに聞くと少し陰鬱に聞こえて、アルバムsubstanceは買おうかどうか迷って結局買わないという状態だったのだけど、ディスコ〜ハウス〜テクノ〜ニューウェーブ〜レイヴという音楽の流れの知識が入って買って聞いてみると、それらの音楽が超絶的にうまく混ざっていて、時代を超越してビンビン響くよ。

歴史/物語の哲学

岩波講座 哲学〈11〉歴史/物語の哲学

岩波講座 哲学〈11〉歴史/物語の哲学

三島憲一「西欧(オクシデント)の歴史意識」が相変わらず筆が鋭い。鈍り始めた頭にはこれくらいの難度がちょうどよい。ヘーゲルから現在までの歴史哲学を鋭利に整理。特に現在の言語論的展開以降の歴史論を19世紀以来のドイツ歴史哲学のなかに位置づけるのはさすが。
でも、この人はどの哲学者にも容赦しなくてそれが面白いけど、ではこの人自身の理論的立場って何なのだろう。いつか明示してほしいものではある。
あと、相対主義本質主義に陥るメカニズムがよくわからなかった。必然的にそうなるものでもないように思うのだけど。相対主義にある特殊な立場が加わったときにだけ本質主義的絶対主義に陥るんじゃないだろうか。

北川東子「歴史の必然性について」は、歴史についてのエッセイみたいなものを書いていたけど、我々は生きるために歴史を必要としている(歴史が我々を必要としているのではない)というベンヤミンのメッセージはなかなか感動的でもある。でも、歴史なんて知らなくてもほとんどの人は生きていけているのだが、それについてはどう考えるのだろうか。

読んでいる本・聞いている音楽

現代思想2009年6月号 特集=ミシェル・フーコー

現代思想2009年6月号 特集=ミシェル・フーコー

学生時代からの腐れ縁的な。
精神科医がものを書くとき (ちくま学芸文庫)

精神科医がものを書くとき (ちくま学芸文庫)

この先生の本は読んでいるといつも震える。昔部室にあって読んだことを思い出した。
今はそのサークルの部室もなくなった。
新版 史的システムとしての資本主義

新版 史的システムとしての資本主義

高校生時代の思い出に。
今こそアーレントを読み直す (講談社現代新書)

今こそアーレントを読み直す (講談社現代新書)

アーレントってあんまり好きじゃないけどこの本なら読めそう。
危機の二十年――理想と現実 (岩波文庫)

危機の二十年――理想と現実 (岩波文庫)

最近国際関係論の英国学派に注目が。ということでその原点の本を。
神聖喜劇〈第1巻〉 (光文社文庫)

神聖喜劇〈第1巻〉 (光文社文庫)

左翼運動に挫折して軍隊を死に場所として求めた青年の小説。なんとなく自分とかぶる。
エレクトロ・ショック

エレクトロ・ショック

クラブの行き帰りに。野田努のブラック・マシン・ミュージックが素晴らしすぎた。そういえば5月にDerrick MayAirで聞けてよかった。7月にもagehaに来るみたいだけど、その日はAirDimitri from Parisがやるしなぁ。迷う。
サイボーグ俺達

サイボーグ俺達

初めてヒップホップをいいと思った。女版スチャダラパー的な。
特にLOOKという曲↓

HOUSE NATION - Best Gig

HOUSE NATION - Best Gig

元気ロケッツstrings of lifeが入っているだけでもお得だ。

チャットモンチー『告白』

告白

告白

チャットモンチーというのは、どこにでもいそうな素朴な感じなのに、どこにもいない不思議なバンドである。
これまでこのバンドは「シャングリラ」ぐらいしか気にならなかったけど、このアルバムは傑作といえるんじゃないだろうか。買ってからもう一ヶ月が経つけど、未だに聞き飽きず、家にいるときはずっと流したままである。
特に、①8cmのピンヒール②ヒラヒラヒラク秘密の扉③海から出た魚④染まるよ⑦ハイビスカスは冬に咲く⑨長い目で見て⑪風吹けば恋⑫Last Love Letter⑬やさしさ、は素晴らしい。
ボーカルの今にも泣き出しそうで一生懸命歌っている感じの歌声と、理解できない難解なところも多いけどなぜだか深く印象に残る歌詞は、このバンドに唯一性を与えている。
アルバムの最後のほう⑫Last Love Letterで、

私の届かぬあなたへ
愛のある日々を
栄光の結末を
どうか
あなたに あなたに

という部分の歌詞に、アルバムタイトル「告白−今こそ言おう(←アルバムについていたシールに書いてあった言葉)」が込められている気がして、この部分を聞くといつも涙を感じてしまう。
このアルバムは今年を代表する一枚になるかもしれない。

2月に眺めた本

集団の再生―アメリカ労働法制の歴史と理論

集団の再生―アメリカ労働法制の歴史と理論

ゲーム理論とか経済学の道具を使って労働法的に労働組合の存在意義を立証する本。法と経済学ってリバタリアンばっかりで右翼的だと思っていたが、道具っていうのは使い方によるんだなと再認識した。この本の中でコースの定理が出てきて調べてみたら面白くて勉強になった。

国際立憲主義の時代

国際立憲主義の時代

岩波新書『人道的介入』の著者の本。イラク開戦が国際法学に与えた衝撃を、冷静に分析。だけどなんかすっきりしない。

キャリアラダーとは何か―アメリカにおける地域と企業の戦略転換

キャリアラダーとは何か―アメリカにおける地域と企業の戦略転換

ニューエコノミーのもとで低賃金で昇給が望めない職が広まる中、いかに自主努力で昇任し昇給していける制度を設計するか、また、それが雇用主にも益となることを示す、保育・製造・看護などの分野でのアメリカの経験を紹介する本。なるほどねぇ。

プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?

プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?

読書は脳をどのように変えるか。読字障害者の可能性も示す、読書好きの文科系人間も面白い脳解剖学の本。

ポスト戦後社会―シリーズ日本近現代史〈9〉 (岩波新書)

ポスト戦後社会―シリーズ日本近現代史〈9〉 (岩波新書)

1960年代ぐらいからの日本の歴史。高度成長がいかに日本の将来を犠牲にして成り立っていたのか、同時代史として将来の歴史を見通すために皆に読まれるべき本だと思う。